鷹乃学習(たか すなわち わざをなす)、7月。
障害者就労支援センター開所以来のご利用者であった安村さんの就職内定の知らせは、ご本人だけでなく、職員にとっても嬉しいものでしたが、同時に、これから寂しくなるなぁと感じさせるものでした。
安村さんと東方会の出会いは20年前の生活介護サービスの利用からだったので、「これからも、そばに居てくれる」と多くの職員が感じていました。
安村さんは、数年前から『もう一度、働きたい』『少しでも納税して社会に貢献したい』との思いが強くなる一方で、『車椅子の自分が一般企業への就職を目指せるのか』と自問しながら、就労の為のトレーニングを行ってきたそうです。
一般就労を目指して利用していた「Jobセンターキリッと」で、黙々とトレーニングメニューに取り組み励む姿は、他の利用者のお手本でした。
車椅子という特性に加え、コロナ禍という特殊事情もあり、「キリッと」での2年間は辛い時もあったそうですが、それらを乗り越えて今、念願叶って、社会の重要インフラである物流会社、ヤマト運輸で働かれています。